ヒップログ

留学について、旅行について、日常生活で感じたこと

禁煙生活4ヶ月目の感想

串カツ田中が全国の店舗で禁煙を開始するなど,役所や飲食店などの完全禁煙化が進んでいる。

世間の喫煙者に対する風当たりの強さに拍車をかけるようにタバコの価格も上昇していて,愛煙家たちが非常に肩身の狭い思いをしているのは否めない状況になっている。

 

そんな中で,留学をきっかけに禁煙を始めたので,まだ4ヶ月ほどしか経っていないが途中経過ということで感想を書く。

 

 

 

そもそもなぜ禁煙しようと思ったのか

結論から言うと,生活環境が大きく変わったことがもっとも大きなきっかけであることは間違いない。

 

9月から12月まで4ヶ月間インドネシアに留学していて,その間かなりひとりの時間が多かった。家には家族がいて,学校に行けば友達がいて,というような日常からガラッと生活環境が変わったのだ。

 

住む場所,生活スタイル,関わる人が変われば当然食生活や嗜好も少しは変化する。

 

 

最初の1ヶ月は日本と変わらず毎日タバコを吸っていた。

インドネシアはタバコの値段が日本の半額程度で,喫煙率が非常に高く,街のいたるところでみんなタバコを蒸しているので,喫煙者としての僕は‘‘なんて良いところなんだ’’と感じた。

 

しかし10月に入った頃,ちょうど持っていたタバコを吸いきったある日,突然「禁煙してみようかな」と思い立ち新しいタバコを買いに行くことをしなかった。

 

その行動に至った原因となったことをいくつか書き出してみる。

  • 一緒にタバコを吸う友達がいないから喫煙に対する楽しさがなくなった
  • 住んでいたアパートの部屋が4階で禁煙だったため,外までタバコを吸いに行くのが面倒くさかった
  • イスラム圏の国だったのでお酒を飲む機会がほとんどなく,飲酒した際にタバコを吸いたくなるということがなかった。
  • 出来るだけ普段の生活は節約して,遊ぶときや必要なものを買うときにお金を使おうと思っていた
  • もともと「禁煙したほうがいいよなー」という思いが少しだけあった

以上のような理由が重なって軽い気持ちで禁煙を始めた。

禁煙しようという強い意志のもとで禁煙を始めたわけではない。

 

上記の禁煙理由を見てもらうと,生活環境が変わったことによる要因が大きいことがわかってもらえると思う。

逆にいうと,この留学経験がなかったら禁煙することはなかったと言える。

 

禁煙のメリット

次に,実際に禁煙生活の中で感じた禁煙することのメリットを紹介する。

ここでは,金銭・健康・時間という3つのカテゴリに分けることにする。

 

金銭

  • タバコ代が浮いた
  • タバコを買いにコンビニに行くことがなくなったので余計なものを買わなくなった

健康

  • 飲み会翌日の頭痛や体調の悪さが軽減された
  • 酔いがまわるのが遅くなった
  • 禁煙の店にも入れるようになった

時間

  • 喫煙所に行っていた時間を他のことに回せるようになった
  • 長時間作業に集中できるようになった

その他

  • 単純に持ち物が減って身軽になった
  • 服に匂いがつかず、臭いと言われなくなった
  • 外の喫煙所に行かなくていいので寒い思いをしなくなった(冬限定)

 

以上のような効果を感じた。

 

全ての面に置いてよい効果を感じており,特にコンビニに行く回数が減ったことが生活に与える影響は非常に大きいと感じる。

 

ただし,これらは全て僕個人の感想であるため,人によっては当てはまらなものもあると思う。

 

禁煙のデメリット

禁煙することは良いことだというのが世間的な常識になっているので,あえて禁煙したことで感じたデメリットについても述べる。

 

  • 喫煙所での友達・先輩・後輩との会話がなくなった
  • 休憩の区切りがつきづらくなった
  • 飲み会の時はまだタバコが吸いたくなる(実際に何回かは吸ってしまった)

以上のようなデメリットが考えられる。

 

特に今までは休憩=タバコだったため,その生活スタイルを変えるのはかなり負担があるように感じる。

 

また,「タバコミュニケーション」という言葉もあるように,喫煙所で友達ができたり先輩,後輩との距離が縮まるのも事実だから,そういったものがなくなってしまうことに対しては一抹の寂しさを感じる。

 

まとめ

以上をまとめると,やはり禁煙することによるメリットの方が圧倒的に大きいと感じる。

最近では電子タバコ市場もかなり競争が激しくなってきているので,まずは電子タバコに乗り換えるというのもひとつの手だ。

 

ただ,全員が禁煙すべきであるとは全く思わないし,僕ももしかしたらまた日常的にタバコを吸いだす可能性があることも否定できない。

 

しかし,最近の世間の流れとしては間違いなく喫煙者追放の方向に向かっているので,それに対してどう対処するかは喫煙者ひとりひとりが考えるべきなのではないだろうか。